.:₊** 音とともに *⋆:.⊹+

素朴なレレムリア
夕暮れでもあり、朝焼けでもある空。
静かな村に灯る、小さな家々の光。
森の精霊たちが見守るなか、
金魚が夜の青に夢を描いて泳いでいる。
まだ誰も見ていない”今ここ”に
秘められた可能性がそっと顔を出す。
素朴さと華やかさが溶け合い
見えなかった自分が姿を現すとき
世界はもう一度、生まれ直す。
龍のゆりかご
銀河の鼓動に
耳を澄ませば
龍はやさしく
その翼で世界を包む
小さな手のひらに宿る
祈りの光は
夜空を照らし
都市も森も
ひとつに結びなおす
闇はおわりではなく
星々の庭であり
ここにある命は
宇宙の永遠と
共鳴している


蝶の庭と地球の泉
蝶たちが
そっと星をつなぎ
花の声が
波にほどけてゆく
見守る瞳は
愛の泉
すべての瞬間が
大地の祈り
あなたと私の命は
この宇宙に溶けあい
ひとつの光として
永遠に息づく
海と宇宙のあわい
扉の前に立つとき
まだ見ぬ世界は 光に満ちている
足もとに流れる海の記憶
空へと広がる 永遠の星
すべてはひとつの歌
波となり 風となり
命は巡り 祈りは響く
あなたが歩むその先に
扉はひらき
世界は生まれ変わる


祈りの野原
空は祈りの色にひらけ
地は歌うように花を咲かせる
舞い降りた蝶は
命の欠片をひらひらと運び
ひとしずくが
大地を育み
ひとつのまなざしが
世界を照らす
君の足もとに咲く小さな花は
宇宙の果てから届いた
「生きている」の証
だから今日も笑っていい
涙のあとに
虹はかかるから
© 2025 世界の扉をひらくアート